身体と大地はつながっている…だから祖先が大事にしてきた食物を守る

人間の体大地はつながっている

身土不二と言う言葉があります。

人間の体(身)とその人間が生まれ育った大地(土)は
二つでなく一体だと言う思想のことです。


私たちの体は食物を分解し、
そこから得られた栄養素から形成されています。


そしてすべての食物は、
もともと大地から育った食物か、
それを食べて育った動物を指します。
このことから我々の体は食物を通じて
大地とつながっていると言う解釈なのです。

この認識の上で「身土不二」と言うのは
生まれた場所から歩いていける範囲、
3里から4里(12キロから16キロ)
の範囲で育った食物を食べるのが良いと言われています。


(私は自然で安全なものを地元のもので、
通年通して食べるには、今の農薬肥料を使う
慣行農法中心の社会では不可能なので、
全国の自然栽培農家から集めて
何とか通年カバーしています。
地元だけで安全なものが手に入り
四季をまかなえるようになれば良いですね。)


例えば日本人には牛乳を飲むとお腹を壊す人が多いですね。
もともと牛乳が日本の土地で
生み出された飲み物では無いからと言う考え方です。


日本を含む世界の80%の人は、
乳頭を消化吸収する酵素(ラクターゼ)を
持って生まれるのだが7歳を過ぎれば消滅します。

しかしスウェーデンやノルウェーなど
ヨーロッパ北部ではほとんどの人が成人しても
ラクターゼを持っています。

それはヨーロッパ北部が寒冷で
濃緑色の葉物野菜は育たないことにあり、
牛や羊の乳を飲むことで
カルシューム不足を補っていたことに起因しているのです。

牧畜が始まった6000年前はラクターゼを
持っていないので成人は下痢になるわけですが、
この過酷な環境下で離乳期が終わっても
ラクターゼを分泌しつづける体質が
突然変異で現れ適者生存していったのです。
つまり、ヨーロッパ人流の
身土不二をおこなっているいうことです。


日本人にとっては牛乳は、
全く必要なものでは無いので、身と土が二分された状態です。

もともと自然の豊かな国土なので、
小松菜や大根の葉など濃緑色の葉物野菜、
および味噌、豆腐、納豆など大豆を
使った食品で十分にカルシュームを取れていたのです。


(食事からの摂取も大切ですが
1日 15分 程度の適度な日照により
皮膚でもビタミン D が合成されるので、
運動を兼ねた散歩などとても大切です。)


特に大根の葉は同じ重量の牛乳に比べて
2倍のカルシウムを含んでいるというから驚きです。

(スーパーでは良く捨てられているけど、もう捨てちゃいけませんよ!)


身土不二と言う視点で見れば、
日本人に適した植物に海草があります。


海草を分解できる腸内細菌を持っているのは、
世界の中でも日本人だけ!

(すごいですね。我々日本人は
海草を日々食べるべきということです)


多くの外国人は寿司は好きでも海苔の
植物繊維を消化できずに
そのまま排泄してしまうのがほとんどなんです。


日本人は海藻類を食べ続けた過程で
それに適した細菌を腸内に取り込んでいたわけです。


本来の食が身と土が二分されたものになっている現在、
本来の姿へ立ち返ることが健康のために必須です。


それには私たちの祖先が大事にしてきた食物は何か、
普段は何を食べ過ごしていたのか?

というところを考え
立ち返ってみることが大切です。


身体は土と一体になって喜ぶことでしょう。


参考記事  週刊事実報道2021年10月7日版


コメント

非公開コメント

プロフィール

斎藤晃

【斎藤晃 プロフィール】
・自然食堂こひつじやbyハレルヤカフェ 
 オーガニック自然栽培・発酵自然食料理シェフ  
・ナチュラル系ヘルス&パーソナルケア代理店の経験があり
 その時に石油系合成界面活性剤の問題を学ぶ
・著書「神様が造られた大自然から学ぶ食と健康の話」
・ナチュラルシードマイスター協会認定 シードマイスター
  無肥料自然栽培・自然農法を学ぶ
・白井市にて自然栽培畑、米作りを三年間実践
  距離の問題によって断念、自然栽培普及側に専念することに決める
・「医者にも薬にも頼らない生き方」講座で自然栽培の先駆者
 河名秀郎氏より自然栽培・ナチュラルライフを学ぶ
・薬も検査もしない医師三好基晴先生に正当医学を学ぶ
 対症療法では治せない現代病を改善する根本的な方法を学ぶ
・妻のアトピーの悩み、また多くのお客様が
 アトピー、アレルギーで悩んでいる現実を知り
 根本的な改善方法を学ぶ
・日本ヘルスエキスパート認定ヘルスコーチ
 五万人に影響を与えた世界トップクラスの
 ヘルスコーチDr.ジョーンズより最先端予防医学を学ぶ
・バイオハック ヘルスコンサルタント講座
・量子力学・脳科学・遺伝子科学など現代科学を用いた
 マインドセットを学び、感情や意識、思考の領域を
 自分の意思でコントロールして
 健康状態に最善のパフォーマンスを与えるノウハウを取得する
・医療や対症療法の問題や代替医療の誤解、
 伝えられないマスコミの情報を踏まえ、
 多くの人に食と健康の本質を伝え
 一時的な表面上の健康ではなく
 根本的に問題を改善して病気を予防し、
 自然治癒力・免疫力の高い
 ナチュラルなライフスタイルを指導する。
 また健康は体だけではなく脳と心と魂の健康も大切と、
 意識や感情の領域も取り扱うトータルヘルスのエキスパート、
 マインドヘルスコーチとして活動中
・指導実績1000人以上
・実践者の80%が劇的な変化を体験
・半年で12kgのデトックスを実現
 
 
 
【自己紹介】
斎藤晃です。
現在、千葉県松戸市で
「自然食堂こひつじやbyハレルヤカフェ」という
オーガニックレストランと自然栽培野菜の販売、
食と健康のアドバイザーをしております。
 
日本食は世界に誇る健康料理でした。
食は人に良いと書きますしとても大切なものです。
しかし現在の日本はトップクラスの農薬大国、
また添加物の認可数世界一、
大量生産・大量廃棄で日本の食は崩壊しつつあります。
普通に生活してたら病氣になって当たり前の世界になってしまいました。
 
そして日本の医療は対症療法で症状を抑えることはできても、
根本的な原因にはアプローチせずにますます
日本の医療費は増え続け、
それでも病気はなくならないという現状です。
 
だからこそ、
「自然栽培の素晴らしさを、
また発酵食など日本食の素晴らしさを、
本物の食生活習慣を伝えていかなくてはならない」
という思いでお店を始め10年になります。
 
コロナ禍において
自分の免疫力があればウイルスさえも恐れることがない
とハッキリしてきました。
 
このような時だからこそ、
もっと多くの方に食と健康の本質をお伝えしていきたいと
最先端の予防医学と食生活習慣改善
アトピーの根本的改善、免疫力2倍プログラムなど
ヘルスコーチング活動をおこなっています。
 
食と健康の本質を多くの方に伝え、
関わる人たちの身体と脳とマインドがベストパフォーマンスへ変わり
健康で長生きし幸せなライフスタイルを送ることに貢献し、
生活習慣病が減り医療費が半分になり
鬱や自殺が無くなり
日本を明るく元氣にしていくことが私のビジョンです。
 

カテゴリー