「肥料を使い続けなくてはいけない悪循環」

「肥料を使い続けなくてはいけない悪循環」

作物を作る上でで最も大切なものは何か

それは土です。

そう土は畑の命なのです。

良い土の畑は歩くだけでわかります。
まるで高級なじゅうたん
のようにフカフカです。

一歩踏みしめるごとにふわっと、
柔らかく沈む感触があるのです。

そしてなんとも言えない清浄な
香ばしい匂いがしてきます。

土に鼻を押し当てて
ずっとそのまま嗅いでいたい
ぐらい心地よい香りです

こんな土になるのは
土の中に様々な
生き物たちが住んでいるから。

 健康な土1 グラム 中には、

ダニ、トビムシ、ミミズなどの
小動物が10~15個体...

アメーバなどの原生動物が10万個体...

藻類 100万個体...

放線菌 1000万個体以上...

糸状菌 1000万個体以上...


とこんなに多くの生き物が生息しているのです。
1グラムといえば小さじ3分の1程度です。
この少量の中にこんなに命が宿っているわけです。
信じられませんね。
自然界はすごいです。

 この微生物が土の中で動き回ることで、
土が掘り起こされて隙間ができ、
土がフカフカになるのです。
生き物たちが耕して
くれているというわけです。

専門用語では
団粒構造と言います。

そういう土だと、
野菜の根がしっかりと張れるのです。

ストレスなく広い根を張ることで、
野菜の中に栄養が行き渡るから
美味しくなるわけです。

大根やかぶや人参のような根菜は、
どんな土で育ったか見ればすぐに分かるといいます。
長くて目の細かいヒゲ根がびっしりと生えている
というのが良い土の畑で育った証拠なのです。

ところが化学肥料を使っている
畑の土は硬く歩いても沈まないのです。
足が弾き返されるような冷たい感触です。
匂いも消毒薬のような感じがするのです。

そんな形では根が張りにくいので
栄養をうまく吸収できない。
だから余計に化学肥料を
つぎ込まなくてはならないのです。

自力ではヒゲ根を伸ばせない野菜に
点滴で栄養を注ぎ込むような感じです。
スカスカで筋張った味のない
大根になってしまうのです。

しかも化学肥料入れることで
土壌中の生き物は激減するのです。
農薬を使えば一層減ります。

ますます土が固くなりますから
もっと肥料が必要になってきます。
化学肥料を使った畑では
そういう悪循環が起きています。


 一方生き物であふれている
良い土の畑では、全く別の
循環が起きているのです。
ある生き物の糞や死骸を別の生き物が食べ、
それがまた別な生き物の餌となり
食物連鎖のサイクルが回っているのです。

土の大元は岩石です。
火山活動や堆積によって作られた岩石が、
川の流れに削られたり
風雨に晒されて細くなったりして、
砂や粘土になるわけですが、
それだけでは野菜が育つ
土壌としては未完成です。

そこに生き物の働きによって
有機物が混ざり込むことで
土が形成されるわけです。

土の上に落ちた枯葉は
時間が経つと徐々に腐食していきます。

土の中の微生物が葉っぱの素材を
分解して土に取り込んでいるわけです。

分子レベルまで分解されれば、
植物はその成分を栄養
として利用できるのです。

虫の死骸も同じでほっておけば
やがて微生物が分解してくれます。
ただ虫の場合は実際には
腐食する前にアリなどが運んでいって
餌にする方が多いかもしれませんが。

アリはその死骸を食べて糞を出します。
その糞を微生物が分解して放出する
分解産物を植物が吸収する。

そのように循環しているのが
「命の力が宿った土」なのです。

私が命の力ある野菜というのは
このような土の中の奥深い世界の
働きのことなのです。

このような土で育った野菜、
それが命の力ある野菜です。

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プロフィール

斎藤晃

【斎藤晃 プロフィール】
・自然食堂こひつじやbyハレルヤカフェ 
 オーガニック自然栽培・発酵自然食料理シェフ  
・ナチュラル系ヘルス&パーソナルケア代理店の経験があり
 その時に石油系合成界面活性剤の問題を学ぶ
・著書「神様が造られた大自然から学ぶ食と健康の話」
・ナチュラルシードマイスター協会認定 シードマイスター
  無肥料自然栽培・自然農法を学ぶ
・白井市にて自然栽培畑、米作りを三年間実践
  距離の問題によって断念、自然栽培普及側に専念することに決める
・「医者にも薬にも頼らない生き方」講座で自然栽培の先駆者
 河名秀郎氏より自然栽培・ナチュラルライフを学ぶ
・薬も検査もしない医師三好基晴先生に正当医学を学ぶ
 対症療法では治せない現代病を改善する根本的な方法を学ぶ
・妻のアトピーの悩み、また多くのお客様が
 アトピー、アレルギーで悩んでいる現実を知り
 根本的な改善方法を学ぶ
・日本ヘルスエキスパート認定ヘルスコーチ
 五万人に影響を与えた世界トップクラスの
 ヘルスコーチDr.ジョーンズより最先端予防医学を学ぶ
・バイオハック ヘルスコンサルタント講座
・量子力学・脳科学・遺伝子科学など現代科学を用いた
 マインドセットを学び、感情や意識、思考の領域を
 自分の意思でコントロールして
 健康状態に最善のパフォーマンスを与えるノウハウを取得する
・医療や対症療法の問題や代替医療の誤解、
 伝えられないマスコミの情報を踏まえ、
 多くの人に食と健康の本質を伝え
 一時的な表面上の健康ではなく
 根本的に問題を改善して病気を予防し、
 自然治癒力・免疫力の高い
 ナチュラルなライフスタイルを指導する。
 また健康は体だけではなく脳と心と魂の健康も大切と、
 意識や感情の領域も取り扱うトータルヘルスのエキスパート、
 マインドヘルスコーチとして活動中
・指導実績1000人以上
・実践者の80%が劇的な変化を体験
・半年で12kgのデトックスを実現
 
 
 
【自己紹介】
斎藤晃です。
現在、千葉県松戸市で
「自然食堂こひつじやbyハレルヤカフェ」という
オーガニックレストランと自然栽培野菜の販売、
食と健康のアドバイザーをしております。
 
日本食は世界に誇る健康料理でした。
食は人に良いと書きますしとても大切なものです。
しかし現在の日本はトップクラスの農薬大国、
また添加物の認可数世界一、
大量生産・大量廃棄で日本の食は崩壊しつつあります。
普通に生活してたら病氣になって当たり前の世界になってしまいました。
 
そして日本の医療は対症療法で症状を抑えることはできても、
根本的な原因にはアプローチせずにますます
日本の医療費は増え続け、
それでも病気はなくならないという現状です。
 
だからこそ、
「自然栽培の素晴らしさを、
また発酵食など日本食の素晴らしさを、
本物の食生活習慣を伝えていかなくてはならない」
という思いでお店を始め10年になります。
 
コロナ禍において
自分の免疫力があればウイルスさえも恐れることがない
とハッキリしてきました。
 
このような時だからこそ、
もっと多くの方に食と健康の本質をお伝えしていきたいと
最先端の予防医学と食生活習慣改善
アトピーの根本的改善、免疫力2倍プログラムなど
ヘルスコーチング活動をおこなっています。
 
食と健康の本質を多くの方に伝え、
関わる人たちの身体と脳とマインドがベストパフォーマンスへ変わり
健康で長生きし幸せなライフスタイルを送ることに貢献し、
生活習慣病が減り医療費が半分になり
鬱や自殺が無くなり
日本を明るく元氣にしていくことが私のビジョンです。
 

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