日本人の強さを取り戻す元気の出る呼吸 「密息」

斎藤です。


呼吸の話、最終回です。
本当の日本人の強さの秘密かもしれません。
共にさぐり健康に活かしていきましょう。
ぜひお付き合いください。


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日本人の呼吸を取り戻す 

元気の出る呼吸 「密息」

息をするとは「息る」=「生きる」こと。
だが、現代日本人の呼吸は浅い。

西洋化する前はたっぷり呼吸していたのに。
日本人本来の呼吸「密息」を取り戻そう。



胸式呼吸でもなく腹式呼吸でもない
日本人特有の呼吸「密息」。

吸う時にお腹を膨らまし、
吐くときもお腹は膨らんだまま...
という呼吸法だ。

胸が誇張収縮する胸式とは
まったく違うし、吸う時は膨らむが
吐く時はへこむ腹式とも違う。

呼吸量で比べると、一般的に
胸式よりも腹式の方が多い。

密息とはこの腹式と同等、
もしくはそれ以上の呼吸を行える。

酸素を多く吸える...それは
「力が出せる、活力が出せる」
と言うことである。

例えば、江戸時代の飛脚は
1日何十キロ
(100キロ以上もザラだ)
もの道のりを荷物を担いで走り、

農作業など日常の仕事も重労働で、
現代人なら1日で疲労困憊(こんばい)
になるような仕事をこなしていた。

また、明治以降スポーツ競技が
海外から導入されたが、
オリンピックでは初参加から
3回目で早くも銀メダルを獲得し、

以降の大会で複数の
メダルを獲得している。

当時は体格で欧米人に
大きく劣っていたが
そのハンディを補う力を出していた。

全てが密息のおかげではないが、
楽に大量の酸素が吸えた
昔の人たちがわれわれよりも
活力豊かであったことは間違いない。


「自然適応から生まれた密息」

密息は「日本人特有」と書いたが、
詳しくいえば「欧米化の生活に
さらされていなかった明治以前の
日本人特有」の呼吸法だ。

日本人はなぜ密息を身につけたのか。
古来、我が国は山間地が多く、
しかも田畑の仕事するのには、
腰を落とす姿勢が最適だった。
腰を落とせば骨盤が後傾する。

すると内臓が安定して支えられ、
腹回りの筋肉に無理な力を
入れなくても済む(リラックスできる)。

また当時の仕事は着物で、帯を締める。
着物は帯とお腹で挟むようにして着る。
そうしないとすぐに着物が緩んでくる。

(欧米人が着物を着ているとすぐに
着崩れてくる。それは腹式呼吸で
お腹が凹むため)。

骨盤の後傾とお腹が張ったままの
呼吸は横隔膜の自由度が大きい。
一方で身体の動きが小さいため、
静かで効率の良い呼吸になる。


「胸式呼吸で大丈夫か』

世界的な尺八奏者である中村明一氏は
密息を取り入れた際の驚きを
こう述べている。

「これだ!瞬時に吸える。
大量の息が身体の中の流れ込んでくる。
定規で引いたようなどこまでも伸びる。
身体も微動だにしていない」
(「密息で身体が変わる」同氏著)

日本人は呼吸から「間(ま)」
を感じ取り、呼吸で仲間との
協調性を喜んできた。

人は水や食べ物が無くとも
数日は生きていける。

しかし酸素がなければ数分と持たない。
「生きる」こととは
「息きる(いきる)」ことである。

だが、現代日本人の多くが
胸式呼吸中心で、呼吸が浅い。
あなたの呼吸は大丈夫だろうか。

週間事実報道2018.8.23よりシェア

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本当の健康を考えた時に
この日本人のルーツを見返すことは
重要なことです。

医療費は鰻登り
だけど病気はなくならず増える一方。

しかし昔の生活習慣を大切にしている
先住民やアーミッシュなど
自然の生活をしている彼らには、
生活習慣病などほとんど無い
ということからも明らかです。


そのルーツを見返すと
昔の日本人は
たっぷり呼吸をしていたのです。
「密息」で。

それこそ日本人が強かった
秘訣かもしれない
と言うことです。

古武道の気功、太極拳、仙道などでも
「密息」を使う。

そう言う点でも本来の日本人の
呼吸といえるのではないでしょうか。

侍呼吸とも呼ばれていることも
納得できます。

「密息」と難しく考えがちだけど
要するに逆腹式呼吸です。
日本人は苦しくなると
逆腹式呼吸を自然やっていることがあります。

和式のトイレで排便する時のいきむ
瞬間は自然(無意識)に逆腹式呼吸になっている。

(赤ちゃん産むときもそうなのかも)


密息にはさまざまな健康効果があります
・肚が据わる
・姿勢の安定
・免疫力を整える
・体幹を整える
・腰痛予防
・モチベーションアップ
・集中力アップ
・運動能力アップ
・ストレスに強くなる

といいことづくめです。


◯逆腹式呼吸やり方
吐く時に吸う時の倍の時間をかけます。
四秒かけて吸って腹を膨らまし
八秒かけて腹に圧をかけながら吐きます。
上半身をリラックスさせて力まないように
力むのは腹で圧をかけるところだけです。
下腹部の中心、丹田に力を集約する。

ぜひ時々意識して
訓練してみてください。

3回にわたって呼吸について
お話ししてきました。
ありがとうございました。

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プロフィール

斎藤晃

【斎藤晃 プロフィール】
・自然食堂こひつじやbyハレルヤカフェ 
 オーガニック自然栽培・発酵自然食料理シェフ  
・ナチュラル系ヘルス&パーソナルケア代理店の経験があり
 その時に石油系合成界面活性剤の問題を学ぶ
・著書「神様が造られた大自然から学ぶ食と健康の話」
・ナチュラルシードマイスター協会認定 シードマイスター
  無肥料自然栽培・自然農法を学ぶ
・白井市にて自然栽培畑、米作りを三年間実践
  距離の問題によって断念、自然栽培普及側に専念することに決める
・「医者にも薬にも頼らない生き方」講座で自然栽培の先駆者
 河名秀郎氏より自然栽培・ナチュラルライフを学ぶ
・薬も検査もしない医師三好基晴先生に正当医学を学ぶ
 対症療法では治せない現代病を改善する根本的な方法を学ぶ
・妻のアトピーの悩み、また多くのお客様が
 アトピー、アレルギーで悩んでいる現実を知り
 根本的な改善方法を学ぶ
・日本ヘルスエキスパート認定ヘルスコーチ
 五万人に影響を与えた世界トップクラスの
 ヘルスコーチDr.ジョーンズより最先端予防医学を学ぶ
・バイオハック ヘルスコンサルタント講座
・量子力学・脳科学・遺伝子科学など現代科学を用いた
 マインドセットを学び、感情や意識、思考の領域を
 自分の意思でコントロールして
 健康状態に最善のパフォーマンスを与えるノウハウを取得する
・医療や対症療法の問題や代替医療の誤解、
 伝えられないマスコミの情報を踏まえ、
 多くの人に食と健康の本質を伝え
 一時的な表面上の健康ではなく
 根本的に問題を改善して病気を予防し、
 自然治癒力・免疫力の高い
 ナチュラルなライフスタイルを指導する。
 また健康は体だけではなく脳と心と魂の健康も大切と、
 意識や感情の領域も取り扱うトータルヘルスのエキスパート、
 マインドヘルスコーチとして活動中
・指導実績1000人以上
・実践者の80%が劇的な変化を体験
・半年で12kgのデトックスを実現
 
 
 
【自己紹介】
斎藤晃です。
現在、千葉県松戸市で
「自然食堂こひつじやbyハレルヤカフェ」という
オーガニックレストランと自然栽培野菜の販売、
食と健康のアドバイザーをしております。
 
日本食は世界に誇る健康料理でした。
食は人に良いと書きますしとても大切なものです。
しかし現在の日本はトップクラスの農薬大国、
また添加物の認可数世界一、
大量生産・大量廃棄で日本の食は崩壊しつつあります。
普通に生活してたら病氣になって当たり前の世界になってしまいました。
 
そして日本の医療は対症療法で症状を抑えることはできても、
根本的な原因にはアプローチせずにますます
日本の医療費は増え続け、
それでも病気はなくならないという現状です。
 
だからこそ、
「自然栽培の素晴らしさを、
また発酵食など日本食の素晴らしさを、
本物の食生活習慣を伝えていかなくてはならない」
という思いでお店を始め10年になります。
 
コロナ禍において
自分の免疫力があればウイルスさえも恐れることがない
とハッキリしてきました。
 
このような時だからこそ、
もっと多くの方に食と健康の本質をお伝えしていきたいと
最先端の予防医学と食生活習慣改善
アトピーの根本的改善、免疫力2倍プログラムなど
ヘルスコーチング活動をおこなっています。
 
食と健康の本質を多くの方に伝え、
関わる人たちの身体と脳とマインドがベストパフォーマンスへ変わり
健康で長生きし幸せなライフスタイルを送ることに貢献し、
生活習慣病が減り医療費が半分になり
鬱や自殺が無くなり
日本を明るく元氣にしていくことが私のビジョンです。
 

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